マルマエが戻り高値に進む、「世界半導体販売22.7%増加」など好感、超高純度アルミ精製企業の子会社化への評価も再燃

■業績は回復傾向を強め第2四半期は各利益とも黒字に転換

 マルマエ<6264>(東証プライム)は6月18日、続伸基調となり、後場一段と強含んで1412円(46円高)まで上げ、約半月ぶりに戻り高値を更新している。半導体・FPD製造装置の心臓部である真空パーツや高精度パーツを社内一貫生産体制にて製造。業績が回復を強めて好調な上、直近は「世界半導体販売額、4月22.7%増、18カ月連続でプラス」(日経電子版6月17日夕方)と伝えられ、半導体市況の回復本格化に向けた期待も強まっている。

 同社は2025年4月初に超高純度アルミ精製などを行うKMアルミニウム株式会社(福岡県大牟田市)の株式を取得し、精密製品の開発で素材から最適な設計や開発が可能になり、生産も一貫工程で行えるようになった。業績は好調で、4月に発表した第2四半期決算(2024年9月~25年2月・累計)は、売上高が前年同期比91.7%増加して39億11百万円となり、営業利益は9億52百万円、四半期純利益は6億64百万円など、各利益とも前年同期比で黒字に転換した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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