ユニチカ、岡崎事業所などの衣料繊維、不織布、産業繊維、重合事業をセーレンに譲渡へ

ビジネス ビル 企業

■雇用維持と供給安定を重視した譲渡スキーム

 ユニチカ<3103>(東証プライム)は6月20日、日本エステルとともに展開するポリエステル関連の繊維・重合事業について、セーレン<3569>(東証プライム)との間で事業譲渡に向けた基本合意書を締結したと発表した。対象事業は、収益性の低下が続いていた岡崎事業所などでの衣料繊維、不織布、産業繊維、重合事業である。今後は新設分割会社を通じたスキームで譲渡を進め、最終契約は8月初旬、クロージングは12月末を予定する。

 譲渡先のセーレンは、総合繊維業での実績や技術力、グループ会社との事業シナジーなどが評価された。従業員の雇用維持と供給体制の安定を重視した譲渡条件であり、構造改革の一環として再建中のユニチカの企業価値向上に資すると判断された。今後、最終契約の内容や業績への影響が明らかになり次第、速やかに公表される見通しである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る