ミロク情報サービスと興能信用金庫が業務提携、石川県内中小企業のDX支援により地域活性化および震災復興を目指す

■財務を中心としたERPシステム、クラウド・AIを活用した各種ソリューションサービスの提供と伴走支援を実施

 財務・会計システムおよび経営情報サービスを開発・販売するミロク情報サービス(MJS)<9928>(東証プライム)と、興能信用金庫(本店:石川県鳳珠郡能登町)は、石川県内中小企業のDX支援に関する「ビジネスマッチング契約書」を締結した。

 MJSは、同業務提携を通じて地域中小企業の経営課題に対応し、各種システムの提供およびDX支援を実施する。一方、興能信用金庫はMJSとの連携を通じて、多様化する顧客の課題やニーズに対して経営支援を行い、地域活性化と震災復興を目指す。

【背景と目的】

 人手不足の深刻化や物価高によるコスト増加など、社会・経済情勢の影響により、石川県内の中小企業は多くの課題を抱えている。業務効率化やコスト削減を目的としたデジタル化・DXは有効な手段であるが、人材・情報・資金の不足により、十分に取り組めていないのが現状である。

 MJSは、設立以来45年以上にわたり、全国約8,400ヵ所の会計事務所と約10万社の中堅・中小企業、小規模事業者に対し、財務会計・税務を中心とした経営システムおよび経営情報サービスを提供してきた。石川県金沢市の拠点を含む全国33拠点のネットワークを活かし、地域密着型の伴走支援により、コンサルティングからシステム導入、導入後のサポートまでを担い、顧客のDX推進に貢献している。

 今回のMJSと興能信用金庫の業務連携により、石川県内中小企業のDXを支援し、地域の活性化および震災からの復興を図る。

【業務提携の主な内容と解決する事業課題~アナログからデジタルへ】

 同提携により、MJSは興能信用金庫が紹介する顧客に対し、勤怠管理・財務会計・販売管理・人事管理・決済管理などのERPシステムや各種ソリューションサービスの導入支援、補助金申請支援(IT導入補助金など)を提供する。これらを通じて、事務作業や現場業務の効率化、生産性・企業価値の向上、人手・人材不足の解消やコスト削減といった課題の解決を図る。加えて、興能信用金庫が提供する多様な経営支援と組み合わせることで、石川県内中小企業の地域活性化および震災復興を目指す。

■興能信用金庫の概要

・名称:興能信用金庫
・理事長:田代 克弘
・所在地:石川県鳳珠郡能登町字宇出津ム字45番の1地
・創業:1933年11月3日
・出資金:8億2800万円

■ミロク情報サービス(MJS)について

 全国の会計事務所および中堅・中小企業、小規模事業者に対し、経営システム、経営ノウハウ、経営情報サービスを提供している。現在、約8,400の会計事務所ユーザーを有し、財務会計・税務を中心とした各種システムおよび多様な情報サービスを展開している。財務系ERPシステムの利用企業は約18,000社にのぼり、全体では約10万社の企業ユーザーを対象に、ソリューションサービスの提供を通じて経営改革や業務改善を支援している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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