ギックス、日本航空の定時株主総会にMygru採用、顧客行動分析ツールで接点強化

■顧客の来店・回遊データを分析、キャンペーン効果を測定

 ギックス<9219>(東証グロース)は6月24日、日本航空(JAL)<9201>(東証プライム)が開催した第76回定時株主総会において、同社のマーケティングツール「Mygru(マイグル)」が採用されたと発表した。同ツールは、顧客のオンライン・オフライン行動データを可視化・分析し、施策の最適化を支援するもので、2025年2月からJAL公式アプリ「JALマイレージバンクアプリ」の会員活性化にも活用されていた。今回の採用は、JALグループにおける本格導入の一環となる。

 Mygruは、来店や回遊などの顧客行動を捕捉し、キャンペーン効果の測定や販促策の改善に役立つ。アンケートやスタンプミッションを通じて顧客データを収集し、サービス紹介やリピート促進にも活用可能だ。小売・流通業以外にも消費材メーカーやイベント支援など幅広い業界で導入され、既存の会員システムやアプリとの連携も可能となっている。

 ギックスはデータ活用による顧客理解を支援する企業で、戦略コンサルティングと分析技術を組み合わせたソリューションを提供している。同社は今後もJALグループとの連携を強化し、顧客接点の拡大とサービス向上を目指す方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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