SBSホールディングス、ブリヂストン物流を連結子会社化、取得価額は概算で81億円
- 2025/7/1 07:51
- IR企業情報

■タイヤ物流の中核企業がSBSグループ入りへ
SBSホールディングス<2384>(東証プライム)は6月30日、ブリヂストン<5108>(東証プライム)が保有するブリヂストン物流の普通株式の66.6%を取得し、連結子会社化することを決議したと発表した。取得価額は概算で81億円で、2025年10月1日を目途に株式取得を実施する予定。ブリヂストン物流はタイヤ物流を中核としたノウハウとブランド力を持ち、同社のグループ入りにより物流サービスの付加価値向上が図られる見通しである。
SBSグループはM&Aを重要な成長戦略として位置づけており、今回の株式取得もその一環である。同社はブリヂストン物流とのインフラ・ノウハウの共有や協業を通じ、より包括的な物流体制を構築する考えだ。現社長の三好由浩氏は引き続き代表取締役として留任し、経営の継続性も担保される。
取得後のブリヂストン物流は、これまでに培ったネットワーク力を活かし、SBSグループとのシナジーを追求する。直近の業績では売上高500億円超、純利益4.7億円を計上しており、経営基盤は堅調である。なお、子会社1社もグループ入りする予定で、今後の業績影響については精査中としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)