スギホールディングス、7月度月次速報を発表、ドラッグストアと調剤事業で堅調な売上増

■ドラッグストア事業、既存店売上が前年比4.1%増、全店では7.5%増を達成

 スギホールディングス<7649>(東証プライム)は8月15日、2025年7月度の月次速報を発表した。ドラッグストア事業と調剤事業を合わせたスギ薬局全体の7月度売上は、既存店ベースで前年比5.2%増、全店ベースでは17.4%増と堅調な伸びを示した。事業別では、ドラッグストア事業の既存店売上が前年比4.1%増、全店売上が7.5%増、調剤事業は既存店売上が9.5%増、全店売上が55.8%増となり、いずれの事業も売上を拡大した。

 2025年7月度は、新規出店を積極的に進め、スギ薬局ドラッグストア事業で13店舗を新たに開設し、3店舗を閉店した。また、M&Aにより61店舗を新たに取得した。この結果、7月末時点のスギ薬局グループの総店舗数は、ドラッグストア事業が1794店舗、調剤薬局事業が448店舗、その他事業が33店舗となり、総計で2275店舗に拡大した。既存店は開店後13ヶ月を経過した店舗を対象に算出し、今回の営業速報はスギ薬局のデータに基づいているため、実際の業績とは差異が生じる可能性がある。

 新規出店・閉店の内訳では、スギ薬局コープ川口西店(埼玉県)、スギ薬局高槻松原町店(大阪府)、スギ薬局戸田西店(愛知県)など、全国でドラッグストア事業の新規出店が相次いでいる。また、改装では、スギ薬局枚方市駅北店(大阪府)の売り場面積を約2倍に拡張した。閉店店舗は、スギ薬局高森店(長野県)、スギ薬局豊明寺池店(愛知県)、ジャパン和泉店(大阪府)の3店舗であった。都道府県別の拠点数では、東京都や埼玉県、神奈川県などの関東地方や、愛知県や大阪府などの中部・関西地方を中心に店舗数が増加している状況だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■山口県周南市で始動、燃料電池の定置型電源活用で脱炭素電力供給を検証  ホンダ<7267>(東証プ…
  2. ■LINEリサーチ発表、上半期トレンド総括と最新6月期の動向  LINEヤフー<4689>(東証プ…
  3. ■休廃業・解散は減少も淘汰続く、新興市場の課題鮮明に  東京商工リサーチは7月31日、国内ドローン…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  2. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…
  3. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  4. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  5. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  6. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る