
■「小動物の二次診療に対する需要が供給を上回る状況が続く見通し」
日本動物高度医療S(日本動物高度医療センター)<6039>(東証グロース)は8月18日、一段高となり、20%高の3970円(670円高)まで上げた後も3900円台で強い値動きを続け、2018年4月につけた上場来の高値3875円を更新している。14日午後に発表した第1四半期(2025年4~6月)連結決算が「初診数・総診療数・手術数すべてで過去最高を更新」(決算説明資料より)するなど好調で、3月通期の連結業績予想の増額修正も発表、2日続けて大幅高となっている。
発表によると、今期は、当第1四半期の業績が売上高、各利益とも過去最高となるなど、当初計画を上回ったことを受け、第2四半期から、人的資本、医療機器・設備、デジタル化への投資をさらに拡大する予定だが、小動物の二次診療に対する需要が供給を上回る状況が続く見通しであることに加え、6月に実施した価格改定後も診療数への影響は見られず、当初の想定を上回る見通しとなった。3月通期の連結営業利益の予想は前回予想を18.2%上回る見込みに見直し、親会社株主に帰属する当期純利益は同16.2%上回る見込みに見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)