フライングガーデン、1株を2株に分割し投資環境整備へ、年間配当予想を32円に増額修正

■優待は分割比率に応じて調整、株主還元姿勢は継続維持

 フライングガーデン<3317>(東証スタンダード)は8月18日、株式分割と配当予想の修正(増配)、並びに株主優待制度の変更を発表した。株式分割は投資単位あたりの金額を引き下げることで投資環境を整備し、投資家層拡大と流動性向上を図ることを目的とする。基準日は9月30日、効力発生日は10月1日で、普通株式1株を2株に分割する。これにより発行済株式総数は1,449,168株から2,898,336株に増加する。なお、発行可能株式総数と資本金額に変更はない。

 配当については、株式分割前換算で年間32円00銭とし、従来予想の30円00銭から2円00銭の増配となる。これは2026年3月期第1四半期決算や今後の成長戦略を踏まえて決定されたものである。修正後の配当予想は第2四半期末16円00銭、期末16円00銭(分割前換算)の合計32円00銭となり、前期実績と同水準ながら増配幅が明確化された。

 株主優待制度については、贈呈基準を株式分割に合わせて調整するが、実質的な変更はない。変更後は200株以上保有で優待対象となり、保有株式数に応じて500円券を4枚(2,000円相当)、12枚(6,000円相当)、24枚(12,000円相当)を贈呈する内容となる。これにより、株主への還元姿勢を維持しつつ制度の公平性を確保する狙いが示された。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  2. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  3. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  4. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  5. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  6. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る