【株式市場】前場の日経平均は61円安、一時取引時間中の最高値を更新もロシアの攻撃などで手控え

◆日経平均は4万3652円32銭(61円99銭安)、TOPIXは3119.26ポイント(1.70ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億2455万株

 8月19日(火)前場の東京株式市場は、為替の円安などを受けて自動車株や半導体株などが堅調に始まり、第一三共<4568>(東証プライム)は肺がん治療薬の米国での指定が好感されて大きく出直るなど材料株物色も活発となった。ただ、日経平均は朝寄り後に162円高(4万3876円)まで上げたあとダレ模様に転じ、トランプ・プーチン電話会談中もロシアがウクライナを攻撃と伝えられたことなどがあり、午前10時には303円安(4万3411円)まで下押す場面をみせた。前引けも軟調だった。

 あすか製薬HD<4886>(東証プライム)が急激に出直って高値に進み「過敏性腸症候群」治療用アプリ開発への取り組みを材料視。冨士ダイス<6167>(東証プライム)も高値に進み四半期好決算と18日開始の自社株買いなど好感。アステリア<3853>(東証プライム)はステーブルコインを巡り金融庁が資金移動業者登録を付与したJPYC社に出資するとされて2日連続急伸。日本精鉱<5729>(東証スタンダード)は中国のレアアース規制や大幅増益の四半期決算を買う相場再燃とされ一段高。AppBank<6177>(東証グロース)は第2四半期の収益急改善など連日好感され2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は10億2455万株、売買代金は2兆7124億円。プライム上場1620銘柄のうち、値上がり銘柄数は910銘柄、値下がり銘柄数は635銘柄。

 東証33業種別指数は23業種が値上がりし、医薬品、不動産、倉庫運輸、鉄鋼、輸送用機器、金属製品、卸売り、陸運、その他金融、電気機器、海運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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