【株式市場】NYダウ最高値、円安など好感され日経平均は11時過ぎに617円高まで上げる

株式

◆日経平均は2万9391円19銭(578円56銭高)、TOPIXは1933.55ポイント(35.31ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増勢となり7億7267万株

 5月6日(木)前場の東京株式市場は、米国5日のNYダウが約2週間ぶりに最高値を更新した上、為替も円安となったことなどが好感され、全般大幅反発となった。株価指数の先物が先行高し、日本製鉄<5401>(東1)やトヨタ自<7203>(東1)などが高く始まったあとも上値を追った。日経平均は211円高で始まった後、時間とともに上げ幅を広げ、11時過ぎには617円59銭高(2万9430円22銭)まで上げた。

 米国でのワクチン接種者増加と景気拡大期待、鋼材需給の引き締まりなどを受けて鉄鋼、海運が再び活況高となり、王子HD<3861>(東1)は4月下旬に業績予想を増額修正したため5月中旬の決算発表に期待とされ急反発。リミックスポイント<3825>(東2)などはビットコインの大幅反発などが言われて大きく反発。アズーム<3496>(東マ)は第2四半期決算の大幅増益などが注目されストップ高。nmsホールディングス<2162>(JQS)は業績予想の大幅増額が好感されストップ高。

 東証1部の出来高概算は増勢となり7億7267万株、売買代金は1兆6836億円。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は1841銘柄、値下がり銘柄数は306銘柄。

 また、東証33業種別指数は空運を除く32業種が値上がりし、鉄鋼、パルプ紙、海運、非鉄金属、卸売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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