【株式市場】前場の日経平均は104円高、円相場が次第に円安傾向となり主力株など買い直す

◆日経平均は4万2292円88銭(104円09銭高)、TOPIXは3077.77ポイント(14.58ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億6808万株

 9月2日(火)前場の東京株式市場は、円相場が朝方の横ばい小動きから次第に円安傾向となったことなどを受け、トヨタ<7203>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)が次第に上げ相場となり、キヤノン<7751>(東証プライム)、三菱商事<8058>(東証プライム)なども上げ相場となった。日本製鉄<5401>(東証プライム)は続伸し戻り高値を更新。日経平均は110円高で始まり午前11時にかけて284円高(4万2473円)まで上げ、前取引日の529円安からは戻りが鈍いが反発基調となった。

 伊藤園<2593>(東証プライム)が急激に出直り年初来の高値を更新し第1四半期決算を好感。三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)は月次回復とされて戻り高値。特殊陶<5334>(東証プライム)は一気に上場来の高値に進みデンソーからの一部事業買収など好感。マーケットエンター<3135>(東証プライム)は決算説明会の資料と動画の公開を受け評価が再燃し2021年以来の高値。夢みつけ隊<2673>(東証スタンダード)とフリージア・マクロス<6343>(東証スタンダード)が再び急動意となり大株主に同一人物がいることなどで憶測再燃。TORICO<7138>(東証グロース)は急激に出直り幻冬舎との提携が材料視された急騰相場の調整進み再び買いやすい位置に来たとの見方。

 東証プライム市場の出来高概算は8億6808万株、売買代金は1兆8022億円。プライム上場1618銘柄のうち、値上がり銘柄数は1209銘柄、値下がり銘柄数は352銘柄。

 東証33業種別指数は30業種が値上がりし、ガラス土石、卸売り、海運、石油石炭、鉱業、鉄鋼、食料品、水産農林、ゴム製品、証券商品先物、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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