【株式市場】米雇用統計の拡大など好感し輸出株から金融株まで軒並み高い

株式市場

◆日経平均の前引けは1万9678円39銭(412円79銭高)、TOPIXは1594.01ポイント(30.42ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億6707万株

チャート13 9日前場の東京株式市場は、円相場が米国の雇用統計を受けて前週末比2円近いドル高・円安になったことなどが好感され、富士重工業<7270>(東1)が上場来の高値に進むなど輸出関連株が人気化したほか、日経平均の回復が進んだため第一生命保険<8750>(東1)などの保険株や大手銀行株が運用益拡大期待などから軒並み高となり、上海株式が取引開始後に上値を追ったこともあり、日経平均は前引けにかけて412円79銭高(1万9678円39銭)まで上げて高値引けとなった。8月21日以来の1万9600円台回復となり、主な株価指数は東証マザーズ指数を除いてすべて高い。

 日本郵政<6178>(東1)などの郵政グループ3銘柄は反発して始まったが程なく3銘柄とも軟化して続落基調。一方、丸井グループ<8252>(東1)ジグソー<3914>(東マ)などが前週末発表の四半期決算や自社株買いなどを好感して活況高となり、イリソ電子工業<6908>(JQS)も四半期決算などが好感されて急伸。

 東証1部の出来高概算は12億6707万株、売買代金は1兆4158億円。1部上場1911銘柄のうち、値上がり銘柄数は1598銘柄、値下がり銘柄数は248銘柄となった。

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