NEが東証グロースに新規上場、初値750円、EC支援「ネクストエンジン」で成長軌道

株式市場 IPO 鐘

■主力のクラウド型EC支援サービス強化、契約社数6894社を計画

 NE<441A>(東証グロース)は11月4日、東京証券取引所グロース市場に上場した。同社はEC事業者向けのクラウド型業務支援サービス「ネクストエンジン」を主力とし、Hamee<3134>(東証プライム)からのスピンオフIPOとして注目された。2026年4月期の通期業績予想は、売上高420億1千万円、営業利益14億6800万円、経常利益14億6900万円、当期純利益9億7300万円とし、売上高は前期比7.0%増を見込む一方、利益面では投資負担増により営業・経常利益とも微減予想となっている。初値は公開価格750円と同値でスタートした。

 同社は主力のネクストエンジン事業を中心に、コンサルティング事業およびふるさと納税支援を含むロカルコ事業を展開する。ネクストエンジン事業では契約社数増加とARPU(1社当たり売上高)の引き上げを重点戦略とし、AI機能の実装や受託開発による付加価値向上を図る。2026年4月期の契約社数は前期比324社増の6894社を計画し、同事業の売上高を32億6200万円と見込む。一方、ロカルコ事業ではふるさと納税支援サービスで解約が発生し減収を見込むが、伝統工芸品のEC販売ではブランド刷新やインバウンド需要取り込みを進める。

 上場後の株主還元方針については、成長投資を優先し当面は無配とする方針を示した。人材投資やオフィス環境整備、マーケティング強化などを通じ、事業拡大と効率化を両立させることで中長期的な企業価値向上を目指す。初値形成時の出来高は24万8100株で、上場初日は公開価格と同値での滑り出しとなった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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