ジェイエスエス、26年3月期中間期2桁営業増益で通期も大幅営業増益予想、会費改定とM&A効果で収益改善進む
- 2025/11/17 08:04
- 決算発表記事情報

(決算速報)
ジェイエスエス<6074>(東証スタンダード、名証メイン)は11月14日に26年3月期第2四半期累計(以下、中間期)連結業績を発表した。会費改定効果やM&A効果などにより増収・大幅増益だった。そして通期の大幅増益予想を据え置いた。M&A効果に加え、大人への訴求力強化等を推進する方針だ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は年初来高値圏から反落したが、調整一巡して切り返しの動きを強めている。低PER、高配当利回り、1倍割れの低PBRといった指標面の割安感も評価材料であり、上値を試す展開を期待したい。
■26年3月期中間期2桁営業増益、通期大幅営業増益予想据え置き
26年3月期中間期の連結業績は売上高が前年同期比3.2%増の43億44百万円、営業利益が18.0%増の2億47百万円、経常利益が16.1%増の2億41百万円、親会社株主帰属中間純利益が6.5%増の1億59百万円だった。
25年6月に実施した会費改定効果、およびワカヤマアスレティックスの連結効果(前期は第2四半期よりPLを連結)などで増収となり、先行投資による人件費や広告宣伝費の増加を吸収して大幅営業増益だった。中間期末時点のグループ会員数は前年同期比7.3%減の8万2760人だった。
なお全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が20億62百万円で営業利益が28百万円、第2四半期は売上高が22億82百万円で営業利益が2億19百万円だった。
通期の連結業績予想は据え置いて売上高が前期比9.7%増の91億92百万円、営業利益が120.8%増の5億56百万円、経常利益が115.8%増の5億46百万円、親会社株主帰属当期純利益が84.8%増の3億55百万円)としている。配当予想は前期比2円50銭増配の20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。連続増配で予想配当性向は21.8%となる。
M&A効果に加え、大人への訴求力強化等を推進する方針だ。中間期の進捗率は売上高が47%、営業利益が44%、経常利益が44%、親会社株主帰属当期純利益が45%である。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。
■株価は反発の動き
株価は年初来高値圏から反落したが、調整一巡して切り返しの動きを強めている。低PER、高配当利回り、1倍割れの低PBRといった指標面の割安感も評価材料であり、上値を試す展開を期待したい。11月14日の終値は548円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS91円68銭で算出)は約6倍、今期予想配当利回り(会社予想の20円で算出)は約3.6%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS775円50銭で算出)は約0.7倍、そして時価総額は約22億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)




















