【株式市場】日経平均、52円安と小幅続落、心理的節目5万円割れも持ち直す

■中国政府の日本渡航注意喚起で投資家心理が悪化

 11月17日、日経平均株価の大引けは52円62銭安の5万0323円91銭と小幅に続落した。取引時間中には一時530円超下落し、約1週間ぶりに心理的節目とされる5万円を割り込んだ。TOPIXも12.28ポイント安の3347.53と軟化した。前週末の大幅反落に続き、弱い流れが継続したほか、中国政府の日本への渡航を控えるよう求める注意喚起が伝わり、日中関係悪化への懸念が投資家心理を冷え込ませた。前日の米国株がNYダウ安・ナスダック高と方向感を欠いたことも上値を重くした。

 東証プライム市場の売買高は23億8547万株、売買代金は6兆1873億円と活況を維持した。業種別では非鉄金属、電気・ガス、情報・通信、石油・石炭、水産・農林など14業種が上昇した一方、証券・商品先物、空運、小売、パルプ・紙、輸送用機器など19業種が下落した。騰落状況は値上がり618銘柄、値下がり932銘柄、変わらず63銘柄で、インバウンド関連や中国関連銘柄を中心に売りがかさんだ。

 個別では、値上がり率上位に、ラックランド<9612>(東証プライム)、電気興業<6706>(東証プライム)、Orchestra Holdings<6533>(東証プライム)、Sun Asterisk<4053>(東証プライム)、デクセリアルズ<4980>(東証プライム)などが名を連ね、素材・インフラ関連銘柄への物色が続いた。

 一方で、ネットプロテクションズホールディングス<7383>(東証プライム)、アドバンスクリエイト<8798>(東証プライム)、Appier Group<4180>(東証プライム)、FOOD&LIFE COMPANIES<3563>(東証プライム)、CKD<6407>(東証プライム)、三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東証プライム)などが売られた。

 ストップ高銘柄では、グリーンモンスター<157A>(東証グロース)、アジアクエスト<4261>(東証グロース)が買いを集めた一方で、ストップ安銘柄としてカウリス<153A>(東証グロース)、インバウンドプラットフォーム<5587>(東証グロース)が目立った。

 出来高上位では、ジャパンディスプレイ<6740>(東証プライム)、NTT<9432>(東証プライム)、東京電力ホールディングス<9501>(東証プライム)、サンリオ<8136>(東証プライム)などに売買が集中し、好悪材料が交錯する展開となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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