【株式市場】日経平均は250円安、後場も寄りあと下押すが約300円持ち直す

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7522円26銭(250円67銭安)、TOPIXは1927.18ポイント(11.35ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億3500万株

 1月21日(金)後場の東京株式市場は、日経平均が取引開始直後に572円安まで下押したが前場の安値(643円32銭安の2万7129円61銭)を割らずに下げ止まり、大引けにかけて約300円持ち直した。中国景気への警戒感が和らいだとされファナック<6954>(東1)が強含んで次第に上げ幅を広げ、値上げが波及する期待などでキッコーマン<2801>(東1)やキユーピー<2809>(東1)が次第高。日経平均の大引けは反落だが下げ幅を200円台に縮めて終了した。

 後場は、三越伊勢丹<3099>(東1)やJR東日本<9020>(東1)が堅調で、コロナ対策は「人流より人数」ということでヒトの移動は構わないとされ中盤から尻上がり。コナミHD<9766>(東1)は新作デジタルカードゲームの世界配信開始や米国での業界M&Aを受け続伸。巴川紙<3878>(東1)は14時半の業績予想発表を受け急伸。

 リード<6982>(東2)は新開発樹脂製品への期待続き3日連続ストップ高。ゼネテック<4492>(JQS)は産業用「メタバース」関連事業が注目され一段と上げストップ高。12月上場のサインド<4256>(東マ)は一昨日までの11日続落、昨日の一時上場来安値から急反発。

 東証1部の出来高概算は12億3500万株(前引けは6億1936万株)、売買代金は2兆9874億円(同1兆5137億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は1170(前引けは729)銘柄、値下がり銘柄数は920(同1348)銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種(前引けは7業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、陸運、電力ガス、食料品、ゴム製品、水産農林、不動産、証券商品先物、建設、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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