富士通、AWSと変革支援拠点「Business Creation Lab」本格稼働

ビジネス 万年筆 メモ

■最短90日でPoCから導入まで伴走、経営KPIに直結する変革を実現

 富士通<6702>(東証プライム)は11月17日、アマゾン ウェブサービス ジャパン合同会社(AWSジャパン)と連携し、国内の流通・サービス業界向けに経営課題の解決と新規収益創出を支援する拠点「Business Creation Lab」を本格稼働した。同ラボは富士通の業界知見とテクノロジーソリューション、AWSの生成AIやクラウドサービスを組み合わせ、レガシー刷新と業務効率化を同時に実現する取り組みである。現場起点の課題抽出から最短90日でPoC(概念実証)および導入までを伴走し、経営KPIに直結する変革を支援する。背景には、国内流通・サービス業界が労働力不足やシステム老朽化、消費者ニーズ多様化など構造的課題に直面し、データ活用による迅速な意思決定が急務となっている事情がある。

 同ラボは富士通のセールス・エンジニア・コンサルタントと、AWSジャパンのソリューションアーキテクトが密に連携し、潜在課題の可視化、アジャイル開発による迅速な効果検証、標準化と横展開までを一気通貫で支援する。具体策として、メインフレームやEDIなどのレガシーシステムを段階的にAPI化し、食品流通をはじめリテール、商社、食品メーカーなど幅広い業界の課題解決に寄与する。すでに三菱食品との協業では、生成AIを活用したナレッジ標準化により、属人的なシステム運用のノウハウ継承課題に成果を上げている。

 今後は食品流通分野で蓄積した知見をもとに、クラウド活用や業界横断データ連携を促進し、国内の他産業へ同ラボの取り組みを拡大する計画である。11月21日に開催される食品卸業界のユーザ会「酒類食品システム研究会(THINKS)」300回記念大会での紹介を皮切りに、ワークショップなどを通じてビジネス価値の創出を支援する。AWSジャパンや三菱食品からも、生成AIを軸とした革新的な業務変革を強化する期待の声が寄せられている。富士通は同ラボを通じ、顧客企業の持続的成長と業界全体の競争力向上への貢献を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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