パンチ工業、ラボ自動化に本格参入、FA技術で研究現場の前処理を革新

ビジネス 万年筆 メモ

■精密加工とFA設計力を融合、多様な現場ニーズにカスタマイズ対応

 パンチ工業<6165>(東証プライム)は12月2日、研究・分析現場の自動化を目指し、ラボラトリーオートメーション(LA)領域へ本格参入すると発表した。研究者や分析技術者と構想段階から伴走し、試薬分注や細胞培養など前処理作業の自動化を支援する。FA分野で培った装置設計力と、金型部品事業50年の加工技術を統合し、効率化と品質向上を後押しする方針である。

 同グループは、仕様書策定前のヒアリング段階から工程分析を行い、自動化構想の立案から設計・製造まで一貫支援できる点を強みとする。現場で日常的に使用されるピペットや治具に合わせた高いカスタマイズ性を備え、多様なモジュールの追加にも対応する。さらに、金属加工技術を生かした治具・部品の内製化により、コストパフォーマンスと供給安定性を両立させる。3D計測技術を用いた保守部品の量産供給など、既存設備のメンテナンスにも広く対応する。

 都内拠点では自動分注装置のデモ機を公開し、実際の動作を確認できる。HPLC前処理の省人化や有機合成プロセスの自動化など既に複数の実績があり、研究現場の生産性向上に寄与している。自動化ニーズが高まる中、同グループは長期ビジョン「Vision60」に基づき、FA・LA事業を成長の柱として強化するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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