【株式市場】米夜間取引の原油安など影響し日経平均は次第に値を消し反落

◆日経平均の終値は1万7147円11銭(93円84銭安)、TOPIXは1402.45ポイント(4.10ポイント安)、出来高概算(東証1部)は24億4875万株

チャート9 15日後場の東京株式市場は、昼過ぎに米国の夜間取引で原油先物が再び下落と伝わり、13時過ぎからは日銀総裁が参議院で従来の発言を繰り返したと伝わり円高基調が進行。日経平均は株価指数の先物主導で13時頃から軟調に転換し、14時半にかけては183円35銭安(1万7057円60銭)まで下押す場面を見せて昨日の474円高から反落となった。主な株価指数も総じて軟調に転じた。

 後場は、シャープ<6753>(東1)が引き続き台湾・鴻海精密工業が買収を再提案との一部報道などを好感して東証1部の値上がり率1位を続け、タカキタ<6325>(東1)は自動運転技術関連株の物色再燃などとされて一時ストップ高となり、エイジア<2352>(東マ)は日本郵便の「電子郵便箱」開設などで一段高のストップ高となり、Gunosy(グノシー)<6047>(東マ)KDDI<9433>(東1)との提携が好感されてストップ高を続けた。

 東証1部の出来高概算は24億4875万株(前引けは11億5731万株)、売買代金は2兆4905億円(同1兆1056億円)。1部上場1935銘柄のうち、値上がり銘柄数は723(同1376)銘柄、値下がり銘柄数は1115(同450)銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、陸運、小売り、電力・ガス、サービス、倉庫・運輸、卸売り、食料品、医薬品、その他製品、などとなった。

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