JXホールディングスは通期赤字に修正するが値戻し強め堅調転換

株式市場 銘柄

■原油価格下落の影響はすでに想定され予想より軽かった様子

 JXホールディングス<5020>(東1・売買単位100株)は3日13時に第3四半期の連結決算(2015年4~12月)を発表し、3月通期の見通しを従来の黒字から原油価格の下落による在庫への影響などにより赤字に修正。しかし、株価は次第に回復して前日比で堅調に転換して一段上値を指向。14時にかけては457.4円(14.9円高)まで上げて売買活発となっている。石油元売り会社にとって原油安は「在庫評価益」の縮小に直結し、原油安の影響はすでに想定されていたため、予想よりも影響が軽かったとの受け止め方が出ている。

 年初からの下げ相場では510円前後から一時404.8円まで21%(105円)下落したが、その後は回復基調に転じて一昨日には463.9円まで上げた。決算発表を好反応で通過したため一段の回復につながると期待する様子がある。

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