【話題株】Appbankは昨年の「横領の疑い」尾を引き後場軟調に転換

話題株

■前12月期は大幅増益だがネット上の憶測などあり様子見の雰囲気

 スマートフォンゲーム攻略サイトなどのAppbank(アップバンク)<6177>(東マ・売買単位100株)は18日の後場、軟調さを強める始まりとなり、13時にかけて1865円(127円安)まで軟化した。朝方は2189円(197円高)まで上げたが、後場は本日の現在安圏での推移となっている。

 17日の夕方、株式上場時(15年10月15日)に発表した決算情報の一部訂正と2015年12月期の決算などを発表。前12月決算は連結純利益が94%増加するなど大幅増益だったが、過年度決算の一部訂正を受け、15年12月10日に発表した「元役員による業務上横領の疑いについて」と題するリリースや、同じく16年2月8日付の「一部メディアの記事について」にある「元役員が反社会的勢力との関係が強く疑われる人物と関連していたかのような記事がインターネット上に掲載されました」といった表記を思い出して様子見姿勢を強める雰囲気があるようだ。

 同社は、「ゲームをしながらしゃべる「ゲーム実況」の動画で人気のマックスむらい(本名・村井智建)さんが宮下泰明社長とともに創業」し、「設立からわずか3年9カ月で上場を果たしたことも話題になった」(朝日新聞デジタル16年2月17日付より)会社。

 日付は前後するが、「2月6日には(中略)著名ブロガーのやまもといちろう氏が、独自に入手した資料から、元役員が横領した資金の流出先に暴力団関係者がいるとウェブサイトに掲載した」(東洋経済オンライン2月18日付より)。

 これに対して会社側は、2月8日付のリリース「一部メディアの記事について」上で、「当社がいわゆる反社会的勢力と関わってきた事実は一切ございません」などと完全に否定した。

 投資家にとっては、最終的に前12月期の業績が売上高32%増加、営業利益は42%増加、純利益は94%増加となったため、「投資の基本である業績を評価すればいい」(市場関係者)との見方が少なくない。ただ、一方では、一連の経緯が完全に晴れた感じにはなれないとの見方もあり、気分的には「一件落着」とはいかないモノが残るようだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証  内閣府戦略的イノベーション創造プログラム…
  2. ■人工知能基本計画が始動、利活用から開発への循環促進、世界最先端のAI国家を標榜  政府は12月2…
  3. ■222社分析で売上2兆円台復帰、利益は1,435億580万円へ倍増  東京商工リサーチ(TSR)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  2. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…
  3. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  4. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…
  5. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  6. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る