【株式市場】材料株が強く日銀総裁答弁などで円高は一服し日経平均は大幅反発

株式

◆日経平均の終値は1万6111円05銭(143円88銭高)、TOPIXは1300.00ポイント(8.18ポイント高)、出来高概算(東証1部)は20億3748万株

チャート2 22日後場の東京株式市場は、円相場が黒田日銀総裁の国会出席などを材料に円安気味となったため、前場に続いて株価指数の先物主導で主力株が買われる場面があり、また、東芝<6502>(東1)がウェアラブル端末の開発発売を中止と伝えられて構造改革の進展期待から後場一段強含み、ANA<9202>(東1)は原油相場の再下落や羽田空港の北米便などが言われて続伸。日経平均は前場の高値1万6187円40銭(220円23銭高)に迫る場面を見せて強モミ合いを続けた。前週末の229円安から反発。主な株価指数はすべて高く、東証2部指数とマザーズ指数は6日続伸となった。

 黒田発言への期待などから住友不動産<8830>(東1)などの不動産株が総じて高いまま推移し、養鶏などのホクリヨウ<1384>(東1)は本日から東証1部に昇格し堅調。サイバネットシステム<4312>(東1)は引き続き米アマゾンの認証製品化などが材料視されて3日連続ストップ高。アルチザネットワークス<6778>(東2)は次世代高速通信システム「5G」関連株とされて急伸し、スマートバリュー<9417>(JQS)は引き続き日本エンタープライズ<4829>(東1)との提携などが好感されて3日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は20億3748万株(前引けは10億1691万株)、売買代金は2兆581億円(同9749億円)。1部上場1940銘柄のうち、値上がり銘柄数は1256(同1143)銘柄、値下がり銘柄数は583(同684)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、水産・農林、食料品、陸運、その他製品、ゴム製品、サービス、医薬品、保険、その他金融、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る