【株式市場】前場の日経平均は449円安、米半導体株安や国内物価高など影響の見方

◆日経平均は3万2782円14銭(449円13銭安)、TOPIXは2345.80ポイント(15.85ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億4123万株

 12月5日(火)前場の東京株式市場は、NY市場での半導体株安などを受け、ここ連日高値だったレーザーテック<6920>(東証プライム)が反落するなど半導体関連株が反落模様となり、鉄鋼、大手商社、海運株なども総じて軟調となった。半面、日清食品HD<2897>(東証プライム)やニトリHD<9843>(東証プライム)などは堅調で、JR各社や空運株もしっかり。日経平均は208円安で始まり、朝発表になった東京都区部の消費者物価指数を受けて節約・生活防衛感が強まるとの予想も聞かれ、午前10時40分過ぎに504円59銭安(3万2726円68銭)まで下押す場面があった。前引けにかけては50円程持ち直した。

 さくらインターネット<3778>(東証プライム)がV字急出直りの一時ストップ高となり米エヌビディア創業者が日本企業と連携する方針とされて期待高揚。スマートバリュー<9417>(東証スタンダード)もさくらインターネットと提携することなどが連想を呼び再騰一段高。アルミ製造のUACJ<5741>(東証プライム)はこのところの一方的な円安の一服や野村證券による目標株価の引き上げが好感され一段高。グラッドキューブ<9561>(東証グロース)は新サービス開始など材料視され一段出直り。WASHハウス<6537>(東証グロース)は「トコジラミ」増殖など材料視され2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億4123万株、売買代金は1兆7408億円。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は453銘柄、値下がり銘柄数は1170銘柄。

 東証33業種別指数は9業種が値上がりし、陸運、ゴム製品、食料品、水産農林、電力ガス、空運、倉庫運輸、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■岡崎医療センターで実証、医療従事者の負担軽減と業務効率化を確認  川崎重工業<7012>(東証プ…
  2. ■全国の介護事業者が安心して選定可能、TAISコード取得で信頼性向上  丸文<7537>(東証プラ…
  3. ■生成AIへの危機感、弁護士の間で高まる  GVA TECH<298A>(東証グロース)は8月21…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る