【株式市場】日経平均は106円安で2日続落、半導体株など一服し鉄鋼・重工株など高い

◆日経平均は3万8363円61銭(106円77銭安)、TOPIXは2632.30ポイント(7.39ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は16億1113万株

 2月20日(火)後場の東京株式市場は、米国21日に予定されるエヌビディアの四半期決算を見極めたいとされ、半導体関連株が引き続き高安混在のまま推移し、キヤノン<7751>(東証プライム)やSCREENホールディングス<7735>(東証プライム)は堅調だが上げ幅を縮小して推移。一方で日本製鉄<5401>(東証プライム)や三菱電<6503>(東証プライム)、川重<7012>(東証プライム)などは一段ジリ高となり、バリュー株物色の様子となった。日経平均は一段下げて始まり、取引開始後ほどなく182円34銭安(3万8288円04銭)まで軟化したが、これを安値に次第に持ち直し、大引けは2日続落だが底堅かった。

 後場は、SMC<6273>(東証プライム)が一段高となり四半期決算発表後の下げがピタリ75日移動平均の位置で反発に転じたとされて業績を再評価の見方。放電精密<6469>(東証スタンダード)は三菱重<7011>(東証プライム)との提携など好感され連日ストップ高。テーオーホールディングス<9812>(東証スタンダード)は一段と上げてストップ高となり木材市況や北海道地区の雪どけ早まる期待などある様子。デジタリフト<9244>(東証グロース)は四半期決算が連日材料視され3日連続ストップ高。シャノン<3976>(東証グロース)は生成AI活用の新サービスに期待集まり急動意のストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は16億1113万株(前引けは8億2080万株)、売買代金は4兆4390億円(同2兆3528億円)。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は702(前引けは782)銘柄、値下がり銘柄数は899(同818)銘柄。

 東証33業種別指数は8業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がりした業種は、機械、海運、医薬品、鉄鋼、電力ガス、情報通信、ゴム製品、倉庫運輸、となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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