本日上場のヨシムラ・フードHDは買い気配のまま公開価格の10%高

新規上場 IPO

■公開価格でのPERは8倍少々に過ぎず割安感が

4日新規上場となったヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>(東マ・売買単位100株)は買い気配で始まり、9時20分現在は気配値を一段セリ上げ公開価格880円に対し10%高の968円で買い気配となっている。

 資金不足や後継者難などの悩みを抱える中小企業の支援などを、食品業界を中心に展開し、持株傘下には製麺大手の白石興産、シウマイなどの楽陽食品、清酒「南部雫」などの桜顔酒造、冷食のオーブン、ピーナッツバターのダイショウ、水産加工の雄北水産などがある。上位株主には5.13%を保有するJT<2914>(東1)が名を連ねる。

 会社側の2016年2月期の業績見通し(連結)は、売上高が前期比11.4%増の126億7200万円、営業利益は同45.6%増の3億2000万円、純利益は同85.8%増の4億3000万円、1株利益は108円78銭。

 公開価格でのPERは8倍少々。類似銘柄としては三菱食品<7451>(東1)のPER14倍台前半、伊藤忠食品<2692>(東1)のPER18倍前後などが挙げられており、事業規模などは大きく異なるがPERでは比較割安になる。

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