【株式市場】欧州の追加緩和など期待し材料株も高く日経平均は大幅続伸

◆日経平均の終値は1万7167円10銭(281円77銭高)、TOPIXは1377.67ポイント(17.87ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億1111万株

チャート15 8日後場の東京株式市場は、今夜ユーロ圏の11月小売売上高などが判明するため、ECB(欧州中央銀行)の追加緩和観測が強まり、日経平均は先物主導で一段上値を追いながら358円38銭高(1万7243円71銭)まで上げる場面があった。終値では3日ぶりに意万7000円台を回復した。

 ユーロ安懸念が後退したとされ、欧州景気に敏感とされるファナック<6954>(東1)などが一段高となり、海運株は日本郵船<9101>(東1)がインドで自動車物流ターミナルを開始と伝えられたこともあり軒並み高。太陽誘電<6976>(東1)はモルガン・スタンレーMUFG証券による投資判断引き上げを受けて急反発となり、任天堂<7974>(東1)ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>(東マ)は「パズル&ドラゴンズ」のスーパーマリオ版で協業との発表を好感して一時急伸。12月上場のインターワークス<6032>(東マ)は「地方創生」「新らしい働き方」などの政策に乗るとされてストップ高となり高値を更新した。

 東証1部の出来高概算は24億7174万株(前引けは12億1111万株)、売買代金は2兆2004億円(同1兆422億円)。1部上場1859銘柄のうち、値上がり銘柄数は1445(同1512)銘柄、値下がり銘柄数は296(同250)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種が値上がり(前引けは全33業種が値上がり)し、値上がり率上位の業種は、海運、空運、医薬品、ゴム製品、陸運、倉庫・運輸、食料品、非鉄金属、輸送用機器、機械、などとなった。

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