上場3日目のアグレ都市デザインは好業績など見直され初めて反発

株式市場 銘柄

■東京・多摩地区を地盤に展開しPERに割安感

 アグレ都市デザイン<3467>(JQS・売買単位100株)は23日の後場、13時頃に7.6%高の2760円(194円高)前後で推移し、3月18日の新規上場後、初めての反発相場となっている。18日は6銘柄が一斉上場となったため、資金の分散が目立ったようで冴えない相場だったが、公開価格でのPERが4.3倍に過ぎないなど、割安感が再評価されてきたとの見方が出ている。

 東京の西郊、多摩地区を地盤に首都圏で戸建て住宅を展開し、2016年3月期の会社発表の業績見通し(単体)は、売上高が前期比38.1%増の84億1900万円、純利益が同19.3%増の2億3700万円、1株利益は403円05銭、配当は80円。

 公開価格は1730円で、上場当日に3505円で初値がつき、その後3700円まで上げたが、大引けは2825円と冴えなかった。上場後の安値は2日目につけた2566円。たとえば首都圏はじめ全国で戸建て住宅を展開するタマホーム(1419)のPER15倍前後との比較では大きく割安になる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る