【株式市場】大手商社など重く日経平均は小幅安だがマザーズ指数など続伸

株式

◆日経平均の終値は1万6892円33銭(108円65銭安)、TOPIXは1354.61ポイント(9.59ポイント安)、出来高概算(東証1部)は20億103万株

■本日は2銘柄が上場しベネフィットジャパンの好調目立つ

チャート5 24日後場の東京株式市場は、欧米の資金が金曜日のイースター(復活祭)休日を前に買い持ちを減らしているとされ、日経平均は前引けの22円高から13時頃には再び100円安の1万6900円前後まで軟化した。三井物産<8031>(東1)が昨日の業績予想の減額修正を受けて下落率7%台のまま持ち直す様子がないなど、一部の銘柄に上値の重さがあり、日経平均は100円安前後のまま小動きを続けて2日続落となった。ただ、東証2部指数と日経JASDAQ平均は3日続伸となり、マザーズ指数は4日続伸となった。

 後場は、サッポロホールディングス<2501>(東1)雪印メグミルク<2270>(東1)日本水産<1332>(東1)などが機関投資家の年度末に向けたリバランスの動きとされて一段高となり、タカラバイオ<4974>(東マ)はバイオ株物色が再燃とされて急伸。セレス<3696>(東マ)アドウェイズ<2489>(東マ)は無料対話アプリ「LINE」(ライン)の重大発表観測などが言われて連想買いに急伸。

 本日は2銘柄が新規上場となり、ウイルプラス<3538>(JQS・売買単位100株)は9時12分に公開価格1880円の8%安の1729円で初値がついた。高値は前場の1798円、大引けは1566円。

 ベネフィットジャパン<3934>(東マ・売買単位100株)は11時6分に公開価格1980円の67%高の3310円で初値がつき、高値は前場の3700円、大引けは2771円となった。

 東証1部の出来高概算は20億103万株(前引けは9億5841万株)、売買代金は2兆1002億円(同9643億円)。1部上場1948銘柄のうち、値上がり銘柄数は597(同769)銘柄、値下がり銘柄数は1258(同1445)銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、水産・農林、空運、医薬品、その他製品、食料品、サービス、情報・通信、小売り、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る