三菱自動車はデータ偽装車種を除くと好調との見方で7日ぶりに反発

三菱自動車

■タカタなど過去の不祥事銘柄をみると一度は反発する傾向が

 三菱自動車<7211>(東1・売買単位100株)は28日、10時にかけて11%高の469円(47円高)まで上げて7日ぶりの反発となっている。燃費試験データの偽装問題を受け、27日の取引終了後に発表した2016年3月期の決算では今期・17年3月期の見通し発表を見送ったが、問題となった「軽」以外の車種の「パジェロ」や「アウトランダー」が北米やアジア地域で好調の様子のため、ひとまず売りを手控える動きがあるようだ。

 株価は27日に一時412円まで下げ、株式併合などを考慮した値段で5日連続、上場来の安値を更新した。ただ、これまで不祥事を原因として下げた銘柄をみると、タカタ<7312>(東1)東芝<6502>(東1)などは数日急落したあと反発する場面があったため、三菱自も目先的には反発場面との見方がある。カラ売りを行った向きの買い戻しが中心と見られる。

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