コラボスの16年3月期業績は、2ケタ増収大幅増益

■6日の株価は、好業績を見込んだ買いもあり、年初来高値5300円を付ける

 6日の引け後に発表されたコラボス<3908>(東マ)の16年3月期業績は、2ケタ増収大幅増益であった。6日の株価は、好業績を見込んだ買いもあり、年初来高値5300円を付けた。引け値は、5080円であった。

 コールセンター向けにクラウドサービスを提供している当社の16年3月期業績は、売上高16億61百万円(前年同期比12.1%増)、営業利益2億51百万円(同22.0%増)、経常利益2億53百万円(同44.3%増)、純利益1億65百万円(同54.2%増)と過去最高の業績となった。

 VOIP技術(IPネットワーク上で音声を送受信する通信技術の総称)を利用したクラウド型コールセンター・ソリューションのパイオニアで、シェアNO.1企業である。企業が保有するお客様相談室や製品問い合わせセンターなどのコールセンター向けに、IP電話交換機システムや顧客情報管理(CRM)システムをワンストップクラウドサービスで提供している。

 主力商品の@nyplace関連、COLABOS PHONE、COLABOS CRM、COLABOS CRM Outbound Editionの全てで利用者数が増加した。

 今期17年3月期業績予想は、前期に引続き、売上高18億30百万円(前期比10.1%増)、営業利益2億80百万円(同11.5%増)、経常利益2億75百万円(同8.5%増)、純利益1億85百万円(同12.1%増)と最高益更新を見込んでいる。

 株価チャートを見ると、16年2月12日の最安値2713円を底値に、反発局面にある。上場来高値は15年7月31日の1万290円。今回の好業績発表により、まずは6000円台回復が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■開発者や投資家に加え、警鐘を鳴らす識者やアーティストも選出、多様な視点でAIの未来を問う  米T…
  2. 【効率化の先に広がる新しい働き方のルール】 ■広がり始めた「AI格差」  生成AIの利用が急速に…
  3. ■R35 GT-R最終生産、累計4万8000台が築いた伝説  日産自動車<7201>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る