【株式市場】日経平均は5日ぶりに反落するが好業績株など個別に高い

株式

◆日経平均の終値は1万6412円21銭(179円70銭安)、TOPIXは1320.19ポイント(17.08ポイント安)、出来高概算(東証1部)はオプションSQ算出が加わり25億197万株

チャート10 13日後場の東京株式市場は、3月決算の発表がヤマ場の日とあって様子見気分があり、日経平均は14時30分頃まで前引け水準の1万6466円64銭(179円70銭安)をはさんで小動きとなった。14時に発表した大和ハウス工業<1925>(東1)は3020円から3151円まで急伸。日銀総裁が午後講演し「金融政策は機動的に行う」などの談話が伝わったが、日経平均は大引けにかけて一段下押して5日ぶりに反落した。主な株価指数の中では東証2部指数とマザーズ指数が小高くなった。

 トクヤマ<4043>(東1)が12日の決算発表や企業再生ファンドによる支援観測などが好感されて前後場とも約30%高の急伸状態を続け、星和電機<6748>(東2)も今期予想などが好感されて終日ストップ高買い気配。メディカル・データ・ビジョン<3902>(東マ)</a>は好決算に株式分割と株主優待開始も発表したため急伸。栄電子<7567>(JQS)は14時30分の発表後に急伸してストップ高。

 東証1部の出来高概算はオプションのSQ(行使価格)算出が加わり25億197万株(前引けは13億848万株)と増加したが、売買代金は平日並みの印象で2兆5395億円(同1兆3199億円)。1部上場1951銘柄のうち、値上がり銘柄数は410(同366)銘柄、値下がり銘柄数は1487(同1513)銘柄。

 また、東証33業種別指数は2業種のみ値上がりし、その他製品、医薬品が高く(前引けは「その他製品」1業種のみ値上がり)、値下がり率の小さい業種は上位の業種は、サービス、食料品、小売り、建設、化学、ガラス・土石、などだった。

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