【株式市場】日経平均は後場復調するが戻しきれず小幅続落、好決算株は高い

◆日経平均は2万7584円08銭(57円75銭安)、TOPIXは1921.43ポイント(9.71ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億7402万株

 8月4日(水)後場の東京株式市場は、正午に四半期決算を発表した日本郵船<9101>(東1)が一段高で始まった一方、13時過ぎに発表を予定したトヨタ自<7203>(東1)は上げ幅を縮めて始まり、前場上げた鉄鋼株も徐々にダレ模様となった。日経平均は13時30分にかけて下げ幅を広げたが、トヨタ自が発表後に下げた後は逆に持ち直し、大引けは続落だが下げ幅を縮めた。

 後場は、13時に四半期決算を発表した日本水産<1332>(東1)が直後から急伸し、ラピーヌ<8143>(東2)は業績予想の増額などが好感されて朝方からストップ高買い気配を継続。イムラ封筒<3955>(東2)は秋の選挙に加えワクチン3回目接種の需要などが言われて一段ジリ高。メルカリ<4385>(東マ)は金融事業への進出など好感され一段ジリ高。三協フロンテ<9639>(JQS)、元旦ビューティ<5935>(JQS)は新型コロナ病棟増設の特需に期待とされ活況高。星医療酸器<7634>(JQS)は政府の新型コロナ「自宅療養」方針などが材料視されて連日ストップ高。

 東証1部の出来高概算は10億7402万株(前引けは5億601万株)、売買代金は2兆4381億円(同1兆1000億円)。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は473(前引けは636)銘柄、値下がり銘柄数は1648(同1419)銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種(前引けは13業種)が上げ、値上がり率上位の業種は、鉱業、海運、水産農林、鉄鋼、石油石炭、機械、空運、証券商品先物、が上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る