【業績でみる株価】ネオジャパンは売上、利益とも絶好調、グループウェア拡大、株価は出直り体制整う

業績でみる株価

 ネオジャパン<3921>(東マ・100株)の2016年1月期は昨年11月上場後の初決算だったが、45.9%の営業増益と好調、年24円配当を実施した。17年1月期は9.1%増益と続伸の見通し。今年2月1日付で株式3分割を実施しており今期配当は年8円、EPS80.1円。株価(分割修正)は下値固めがほぼ完了、出直りの見込める展開。

 ウェブ技術をベースとしたグループウェアの『desknet‘s』(主力製品)と、その関連製品・サービスの開発、販売が主たる事業。グループウェアは企業等の組織内のコンピューターネットワークやインターネットを利用して組織メンバーのコミュニケーションを円滑にし、業務効率をよく行うことを支援するソフトウェア。

 主力製品のバージョンアップの実施、ソフトバンクに新製品チャットシステム『ChatLuck』の提供を開始した。販売パートナーとの関係強化にも努めた。16年1月期はクラウドサービスが13.6%伸長、プロダクトも6.3%伸長、売上は10.4%増の19億0400万円だった。

 グループウェア市場は中小規模ユーザを中心にクラウドサービスの市場規模が成長の見通し。17年1月期は売上9.9%増の20億9300万円、営業利益9.1%増の3億9900万円、純益16.5%増の2億8600万の見通し。今期の営業利益率は19.0%と高い。

 上場時初値は4850円、直後に5496円と上伸、その後は調整の展開。2月に1351円で底打ちし1500~2000円の往来を繰り返しながら下値を固めている。週足・26週線も奪回、本格反発の見込めそうな値動きだ。

 利回りは0.44%と低いが、利回り買いよりも成長株として注目だろう。PER22倍はまだ割安とみてよいだろう。上場後高値を目指した相場が予想される。

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