コーセルが決算発表直後の下げ完全に取り戻し底堅さ見せつける

株式市場 銘柄

■今期の2ケタ増益の予想で売り建て玉が多く需給妙味

 電源機器やノイズフィルターなどのコーセル<6905>(東1・売買単位100株)は13日の後場、次第に値を戻して14時過ぎには1225円(9円安)まで回復。11時に2016年5月期の連結決算などを発表し、前引けは1180円(54円安)と下押したが、後場は今期の2ケタ増益予想などが見直される展開となっている。

 16年5月期は営業・経常・純利益とも前期比3割減となったが、今期・17年5月期は営業利益17%増、純利益15%増、1株利益は52.96円の見通しとした。

 このところの株価は5月26日に年初来の高値1249円をつけ、その後も1200円台の高値圏でモミ合ってきた。本日は決算発表後に一時下押してこのモミ合いゾーンを割り込んだ。しかし、後場は完全に回復したため、大引けもこの調子が続けば底堅さが再確認されてくるとの見方が出ている。売り建て玉が多いため、のこ買い戻しが広がれば株高圧力は無視できないようだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る