エスプールが業績展望の拡大など好感し逆行高

銘柄 相場欄

■季刊会社情報誌の評価強まり4ケタ台固めから上値をイメージ

 人材派遣や業務受託などのエスプール<2471>(JQS・売買単位100株)は13日の14時30分にかけて5%高の900円(43円高)前後で推移。2日続伸基調となり、JASDAQ平均の1.3%安や日経平均の3.2%安といった全体安に逆行高している。第1四半期(2015年12月~16年2月)の営業損益が期初の赤字計画から一転して黒字化し、13日発売の季刊会社情報誌・最新号の評価が「前号予想より営業利益増額」(東洋経済新報社・会社四季報)などと高評価であることなどが好感されている。

 このところは「三角もちあい」を上っ放れたチャート妙味などもあり、10日に一時1000円ちょうどまで上げて年初来の高値を更新した。1000円台は15年7月以来のため、目先は4ケタというキリのいい水準を回復した目標達成感が出る可能性はあるようだが、業績展望が昨年来の高値1350円(15年5月15日)の頃よりも明るくなってきたため、全体相場の動向によってはこの高値を上回っても不自然ではなくなってきたといえる。

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