キャリアリンクの2月期第1四半期はBPO関連事業の受注高が好調、進捗率も高水準に

■今期も売上、利益ともに過去最高を更新の見込み

 キャリアリンク<6070>(東1)の17年2月期第1四半期業績はBPO関連事業部門の受注高が好調であったことなどから、売上高は前年同期比24.9%増の48億37百万円、営業利益は同72.2%増の3億25百万円、経常利益は同75.1%増の3億22百万円、四半期純利益は同79.1%増の2億7百万円と大幅増収増益で着地した。

 セグメント別に見ると、BPO関連事業では、金融関連業務等民間BPO案件の新規受注が堅調に拡大し、また、前年度第3四半期から始まった地方自治体向けマイナンバー関連各種業務が今年度は期初から順調に稼動するなど官公庁向けBPO案件も計画通りに受注。売上高は34億9百万円(同43.4%増)となった。

 CRM関連事業では、前年同期にあったスポット案件の業務が終了し、またテレマーケティング事業者への派遣が低調に推移したことなどから、売上高は6億56百万円(同21.0%減)となった。
 
 製造技術系事業では、家電メーカーや食品加工・小売業者等からの受注量が好調に推移し、売上高は4億46百万円(同13.7%増)となった。
 
 一般事務事業では、事務センター等既存案件の業務量が伸び、売上高は3億25百万円(同19,2%増)となった。


 今期(17年2月期)通期の業績見通しは、従来予想(4月14日公表)を据え置き、売上高は前期比20.3%増の199億84百万円、営業利益は同16.8%増の11億19百万円、経常利益は同17.2%増の11億6百万円、純利益は同22.1%増の7億22百万円と売上、利益ともに過去最高を更新の見込みである。

 なお、第2四半期業績予想に対する第1四半期業績の進捗率は、売上高は50.8%、営業利益は74.2%、経常利益は74.9%、四半期純利益は73.9%と高水準で推移していることから、利益面での上振れが期待できる。

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