【注目銘柄】バイテックHDは注目のチャート一目均衡表が買い転換、今3月期2ケタ増益で最高益更新

注目銘柄

 バイテックホールディングス<9957>(東1・100株)は、一目均衡表チャートで買いシグナル点灯。割安感があり配当利回り妙味が増す銘柄として注目したい。

 同社グループは、Value Integrated Technologyという社名の由来の通り、従来型のエレクトロニクス商社から、商材・技術・情報を活用しビジネスをコーディネートする新たな機能を備えた「価値創造商社」の実現により、社会の発展に貢献し、グループ総合力を発揮している。

 半導体、電子部品、ディスプレイ等を扱い、電機メーカーに販売すると共に、これまでに蓄積された商社としてのネットワークとノウハウを活かし、ソリューション・技術サポート事業、システム機器事業、EMS関連事業等、顧客の幅広いニーズに対応しているほか、バイテックグループを構成する関連会社と連携し、新たなビジネスステージへの展開を図っている。

 今3月期業績予想は、売上高が160億円(前期比10.0%増)、営業利益が28億円(同13.8%増)、経常利益が22億円(同17.8%増)、純利益が18億円(同44.8%増)と連続営業最高益更新を見込んでいる。配当予想は50円(第2四半期末25円、期末25円)継続を予定している。

 株価は、1月4日の年初来高値1262円から2月12日安値861円まで調整。4月8日に年初来安値850円と売り直され底値確認し、6月24日高値1054円と上昇。その後、モミ合っているが、一目均衡表では遅行スパンが株価を上抜け買いシグナル点灯している。同社は、計測機器についてニッチマーケットへの機器販売を進めているが、特にバイオ・医療・エネルギー分野でのニッチ・オンリーワン商品の開発、保守メンテナンス事業の積極展開等を推進し、高付加価値ビジネスを創造していることが注目される。今期予想PER8倍台と割安感があり、配当利回り4.7%と利回り妙味も増す。水準訂正高に向かうか注目したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る