【アナリスト水田雅展の銘柄分析】プラマテルズは高値圏で堅調、3%台の高配当利回りも支援材料、07年12月以来の500円台も視野

銘柄分析

 合成樹脂専門商社のプラマテルズ<2714>(JQS)の株価は、原油価格下落も好感して水準切り上げの展開だ。1月8日に470円を付けて14年9月高値465円を突破し、9日には476円まで上値を伸ばした。その後も高値圏で堅調に推移している。3%台の高配当利回りも支援材料として上値追いの展開だろう。07年12月以来の500円台も視野に入る。

 双日<2768>グループの合成樹脂専門商社である。製品はエンジニアリング系樹脂、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、塩化ビニール系材料などを扱い、需要先はOA・事務機器、光学機器を中心として、家電・電子、医療機器、建材、自動車、容器・化粧品、玩具・その他と幅広い。

 高付加価値商材の拡販、良質な商権を持つ優良会社の営業権取得やM&Aを積極化するとともに、海外は中国、ベトナム、フィリピン、タイ、インド、台湾などアジア地域に積極展開している。中期戦略では17年3月期に向けた目標として経常利益10億円、自己資本比率30%維持、安定配当の継続を掲げている。

 今期(15年3月期)の連結業績見通し(4月25日公表)は売上高が前期比4.9%増の625億円、営業利益が同8.0%増の9億円、経常利益が同9.5%増の8億80百万円、純利益が同71.6%増の4億80百万円で、配当予想は前期と同額の年間15円(第2四半期末7円、期末8円)としている。

 第2四半期累計(4月~9月)は前年同期比2.7%減収だが、同1.1%営業増益、同0.1%経常増益、同5.6倍最終増益だった。高付加価値商材の好調で売上総利益率が0.3ポイント改善し、純利益は厚生年金基金脱退損失の一巡も寄与した。

 通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が44.8%、営業利益が43.1%、経常利益が42.4%、純利益が44.2%だが、高付加価値商材が好調であり、原油価格下落もプラス要因となって下期の挽回が期待される。中期的にもアジア地域への積極展開やグループの連携強化などの効果で収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、原油価格下落も好感して水準切り上げの展開だ。1月8日に470円を付けて14年9月高値465円を突破し、9日には476円まで上値を伸ばした。その後も高値圏で堅調に推移している。

 1月21日の終値454円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円15銭で算出)は8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.3%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS882円12銭で算出)は0.5倍近辺である。

 週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の形だ。3%台の高配当利回りなど指標面の割安感も支援材料として上値追いの展開だろう。07年12月以来の500円台も視野に入る。

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