【銘柄フラッシュ】ムラキやアクモスが急伸しマツダなど輸出関連株は重い

銘柄フラッシュ

 22日は、円安基調の割に自動車株が軟調で、欧州・ロシア景気に敏感とされるマツダ<7261>(東1)は1.9%安となり、外相訪英や日英協力が伝えられたが英国で鉄道網を手がける日立製作所<6501>(東1)も0.7%安と軟調で、このところ連日高値を更新してきたオリエンタルランド<4661>(東1)は5.3%安の反落など、何となく上値の重い印象の相場になった。

 一方、アニコムホールディングス<8715>(東1)は14日に新規契約数などの「経営パラメーター」を更新発表してから出直りの勢いが強まり、本日は2日続伸の6.3%高となって約2ヵ月ぶりに高値を更新。パイプドビッツ<3831>(東1)は「なりすましメール」排除サービスなどが材料視されて6.2%高となり高値を更新し、理研ビタミン<4526>(東1)はTOPIX(東証株価指数)の浮動株比率見直しによって組み入れ割合が増加とされて5.2%高と高値を更新。

また、マイスターエンジニアリング<4695>(東2)は食品の異物混入検査装置による業績拡大観測が日本経済新聞の朝刊で伝えられ朝から17.3%ストップ高。モルフォ<3653>(東マ)は1月第1四半期好調とされて出直りを強め11.7%高、ムラキ<7477>(JQS)はハッキリした材料が言われないまま41.7%高となり2日連続ストップ高、アクモス<6888>(JQS)は12月締めの第2四半期好調の期待などが言われて26.2%高となり連日急伸した。

 東証1部の値上がり率1位はDMG森精機<6141>(東1)の10.2%高となり21日に発表された昨年の工作機械受注3割増に加えECB(欧州中央銀行)の緩和期待もあるとされて出直りを拡大、2位はアゴーラ・ホスピタリティー・グループ<9704>(東1)の8.5%高となりホテル事業が外国人観光客の増加で恩恵とされて出直り再燃、3位はドリームインキュベータ<4310>(東1)の6.4%高となり来年度も新規株式上場が増加することなどが言われて反発となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る