【業績でみる株価】ショーエイコーポレーションの17年3月期第1四半期は黒字化、戻り歩調で5月高値目指す

 ショーエイコーポレーション<9385>(JQ)が8月5日発表した17年3月期第1四半期連結業績は円安緩和メリットも寄与して黒字化した。通期は大幅増益予想である。株価は戻り歩調で5月の年初来高値を目指す展開だろう。

■17年3月期第1四半期は黒字化、通期大幅増益予想

 8月5日発表した17年3月期第1四半期連結業績は前年同期比4.9%増収となり、営業利益、経常利益、純利益とも黒字化した。メディアネットワーク事業は競合激化などで低調だったが、パッケージ事業の営業損益が新規顧客開拓、タイ工場稼働率上昇、円安緩和による原材料価格下落などで大幅に改善した。日用雑貨品事業の営業損益も円安緩和による仕入価格下落などで改善した。

 通期連結業績の会社予想は前期比9.0%増収、2.7倍営業増益、4.7倍経常増益、15倍最終増益予想である。第1四半期の進捗率は売上高が22.9%、営業利益が18.2%、経常利益が9.8%、純利益が8.6%と低水準だが、第2四半期以降も円安緩和による原材料・仕入価格下落メリットを考慮すれば、収益改善が期待される。

■株価は戻り歩調で5月高値目指す

 株価は26週移動平均線近辺から切り返し、13週移動平均線がサポートラインとなって戻り歩調だ。5月の年初来高値336円を目指す展開だろう。

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