【株式評論家の視点】コメダホールディングスは東日本と西日本を中心に積極出店、値ごろ感から買い妙味膨らむ

株式評論家の視点

 コメダホールディングス<3543>(東1)は、本年6月29日に東京証券取引所1部市場に上場。同社はコーヒーチェーン「珈琲所 コメダ珈琲店」を運営する株式会社コメダの持株会社。同社グループは、「私たちは”珈琲を大切にする心から”を通してお客様に”くつろぐ、いちばんいいところ”を提供します」を経営理念に掲げ、顧客のくつろぎにこだわった店づくり・独自製法と材料にこだわった自社製造商品・独自のFC運営システム等の強みにより、外食市場における独自のポジションを確立し、FC加盟店を中心に全国でフルサービス型の喫茶店のチェーン展開を行っている。株式会社コメダにて「珈琲所 コメダ珈琲店」(676店)と「甘味喫茶 おかげ庵」(7店)の2つのブランドで事業を展開している。(2016年2月末時点)

 同社グループは、主に出店余地の大きい東日本及び西日本エリアにおいて、住宅地ロードサイド・ショッピングモール内・都心商業立地ビルイン等の様々な店舗立地での出店を図っている。今2017年2月期については、日本国内において前期出店数店舗と同水準の76店舗の新規出店を計画。既にFCオーナー・地権者と今期中の出店を合意した店舗数が計画の過半数を超えている。

 今2017年2月期第2四半期業績予想は、売上高が116億9200万円(前年同期比11.0%増)、営業利益が33億5700万円(同2.9%増)、経常利益が32億4900万円(同2.1%増)、純利益が21億8200万円(同6.8%増)を見込んでいる。

 通期業績予想は、売上高が237億6700万円(前期比9.4%増)、営業利益が68億7000万円(同4.7%増)、経常利益が66億5000万円(同5.0%増)、純利益が44億6700万円(同8.3%増)を見込んでいる。配当は50円(第2四半期末20円、期末21円)を予定している。

 株価は、6月29日に公開価格1960円を下回る1867円で初値をつけた後、7月1日高値2002円と上昇。9月7日安値1678円と調整している。既存店を中心とした収益力及びブランド力の向上として、クレジットカード、電子マネー『KOMECA』に対応した電子決済システムの導入店舗拡大。キャリアを選ばない「コメダWi-Fi」の導入店舗拡大。「ジェリコ」及び「ベリーノワール」などの季節商品の投入・新商品である「金のアイスコーヒー」の投入、時間帯別の販売施策として「昼コメプレート」の販売開始などの取り組みによって、通期業績予想は達成できる見通し。出店余地の大きい東日本、西日本を中心に年70~80店ペースで出店を目指すもようで中長期的な成長は期待される。第2四半期末配当権利落ちに伴う処分売りに下げているが、配当利回り約3%の水準に届いており、値ごろ感がある。ここからの押し目はリバウンド狙いで買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証  内閣府戦略的イノベーション創造プログラム…
  2. ■人工知能基本計画が始動、利活用から開発への循環促進、世界最先端のAI国家を標榜  政府は12月2…
  3. ■222社分析で売上2兆円台復帰、利益は1,435億580万円へ倍増  東京商工リサーチ(TSR)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  2. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…
  3. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  4. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…
  5. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  6. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る