【株式市場】TOPIXは小安いが20年国債入札順調とされ日経平均は反発

株式

◆日経平均の大引けは1万6729円04銭(56円12銭高)、TOPIXは1322.99ポイント(0.11ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億7694万株

チャート5 9月13日後場の東京株式市場は、13時頃にかけて三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)などのメガバンクがジリ安となり、日経平均は一時軟調転換して14円52銭安(1万6658円40銭)まで軟化する場面があった。しかし、20年国債の入札が好調と伝わると、長期金利上昇を警戒する雰囲気が後退し、日経平均も次第に持ち直して14時前には約100円高(1万6780円)前後まで上げ、大引けも堅調で前日比小反発となった。TOPIXと東証2部指数は小安いが、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、小林製薬<4967>(東1)が米国展開などへの期待などが言われて一段ジリ高となって高値を更新し、三浦工業<6005>(東1)は「船舶バラスト水条約」などが言われて出直り拡大。ヤーマン<6630>(東1)は本日第1四半期決算を発表する予定のため期待が強く一段ジリ高。CRIミドルウェア<3698>(東マ)は15日開幕する「東京ゲームショウ2016」を念頭にVR(仮想現実)関連技術が再日注目されて高値を更新。日本エマージェンシーアシスタンス(日本エマージェンシーA)<6063>(JQS)は「訪日治療相談支援センター」に期待強まりストップ高。

 東証1部の出来高概算は14億2370万株(前引けは6億7694万株)、売買代金は1兆6666億円(同7817億円)。1部上場1975銘柄のうち、値上がり銘柄数は940(同906)銘柄、値下がり銘柄数は862(同849)銘柄。

 また、東証33業種別指数は20業種(前引けは13業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、医薬品、ゴム製品、食料品、精密機器、石油・石炭、鉱業、小売り、電気機器、倉庫・運輸などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る