【株式市場】材料株や好業績株など強く日経平均は4日続伸し一時1万7000円台を回復

株式

◆日経平均の終値は1万6998円91銭(35円30銭高)、TOPIXは1357.20ポイント(0.63ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億1864万株

 10月19日後場の東京株式市場は、午前中に発表された中国9月GDP(国内総生産)を好感してファナック<6954>(東1)がスマートフォン躯体工作機械の需要増などへの期待から一段ジリ高となり、日本水産<1332>(東1)もジリ高。日経平均は途中ダレながらも大引けにかけて本日の高値に進み、一時53円05銭高(1万7016円66銭)まで上げた。取引時間中としては10月11日以来の1万7000円台を回復して4日続伸となった。主な株価指数はそろって高い。

 個別株の選別買いは前場に続いて活発で、日本ライフライン<7575>(東1)は野村證券の目標株価引き上げなどを買い材料に高値を更新し、モバイルクリエイト<3669>(東1)は13日発表の四半期好決算への評価が衰えず一段高。フライトホールディングス<3753>(東2)は業績予想の増額などが連日好感されて2日連続ストップ高。農業総合研究所<3541>(東マ)紀陽銀行<8370>(東1)との提携が好感されて急伸。環境管理センター<4657>(JQS)は土壌汚染対策の費用リスク回避などを行う企業との提携が好感されて急伸。

 東証1部の出来高概算は15億6110億円(前引けは7億1864万株)、売買代金は1兆6631億円(同7342億円)。1部上場1985銘柄のうち、値上がり銘柄数は1197(同1101)銘柄、値下がり銘柄数は624(同704)銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種(前引けも21業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、水産・農林、小売り、不動産、証券・商品先物、その他金融、建設、金属製品、精密機器、陸運、銀行、化学、などだった。

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