農業総合研究所は北海道銀行などとの提携が好感されて大きく出直る

株式市場 銘柄

■都市部小売店などへの多様な直売流通を展開し地域事業の発展に貢献

 農業総合研究所<3541>(東1・売買単位100株)は13日の午後、8%高の4670円(350円高)で始まり、前場に続き出直りを強めている。12日付で、ほくほくフィナンシャルグループ<8377>(東1)の北海道銀行、および道銀地域総合研究所との包括業務提携を発表し、期待が集まった。

 発表によると、地域の農業関連事業者の事業発展に寄与するため業務提携していくことで合意し、道内の農業生産法人や小売事業者等と農産物流通プラットフォームを構築するとともに、参画者を随時増やしていき、道内外への農産物直売流通を活発化させ、都市部小売店を中心とした多様な直売流通を展開することで地域事業の発展に貢献するとした。

 同社は農家の直売を支援するビジネスモデルを展開し、野菜・果物を中心に、直近の集荷拠点は全国61ヵ所、直売所は全国のスーパーマーケットを中心に816ヵ所。農業に関わる生産、流通、販売をあらゆる切り口からコーディネートしている。第1四半期(9~11月)の決算発表は1月12日の予定。これに向けて期待相場が盛り上がると注目する様子がある。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る