日本車輌製造がトランプ米大統領の発言を好感し急伸

新幹線 のぞみ

■米国でも高速鉄道網を含めた交通インフラの整備を急ぐ考えを示す

 日本車輌製造<7102>(東1)は10日、急伸の始まりとなり、取引開始後に17%高の330円(49円高)をつけ昨年来の高値を大きく更新した。「トランプ米大統領は9日、『日本や中国にはいたるところに高速鉄道があるが、米国にはない』と述べ、米国でも高速鉄道網を含めた交通インフラの整備を急ぐ考えを示した」(2月10日付産経ニュース)などと伝えられ、期待が広がった。

 同社は新幹線の製造車両数では1位。「1980年代より本格的に米国市場へ参入し、様々な鉄道車両を納入。特に、ギャラリータイプと呼ばれる2階建て通勤用車両は、700両以上の実績を有し、イリノイ州、カリフォルニア州、バージニア州、インディアナ州で活躍。 2012年には、イリノイ州ロシェル市に鉄道車両組立工場を設立し、北米向け車両の製造を行っている」(同社ホームページより)と、米国向けでも実績がある。

 今朝は、トランプ発言を受けてJR東海(東海旅客鉄道)<9022>(東1)などの鉄道銘柄も高い。

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