ナブテスコは昨年来の高値、決算は読みづらいが好調との見方で買う

銘柄 上がる 上昇 高い ストップ高

■駅のホームドア大手で米国の高速鉄道構想を材料視する様子も

 産業ロボット機器などのナブテスコ<6268>(東1)は13日の後場、7%高の3220円(195円高)で始まり、前場に続いて約3カ月ぶりに昨年来の高値を更新。出来高もすでに1月以降の一日平均に達して活況となっている。10日に2016年12月期の連結決算と中期計画を発表し、この前期が決算期変更にともなう経過期間の9ヵ月決算だったため増減の比較ができないものの、好調だったとの見方が優勢のようだ。

 今期・2017年12月期の見通しは純利益が197億円、1株利益は159円49銭(この期まらIFRS:国際会計基準を任意適用するため前期・16年12月期との増減比較なし)。2期続けて年度ごとの増減がつかめないため、一般投資家の中にはわかりにくい面があるようだが、「市場参加者の中には帳簿を読むプロもいるはずで、この点『相場は相場に聞け』だ」(市場関係者)と注目する様子がある。PERは20倍前後のため割高感はあるが、同社は鉄道の駅のホームドアの大手。トランプ大統領が米国に日本のような高速鉄道を敷く構想を表明しており、この点でも注目を強める様子がある。(HC)

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