
■インバウンド増加など受け冷蔵庫、製氷機など好調、営業利益11%増加
ホシザキ<6465>(東証プライム)は8月8日、大きく出直る相場となり、後場寄り後に一段高の5962円(771円高、15%高)をつけ、約3か月ぶりに5900円台を回復している。世界的な株価指数算出機関の米MSCI(モルガンスタンレー・キャピタルインターナショナル)が「グローバルスタンダード指数」の構成銘柄から日本株は5銘柄を除外し2銘柄を採用と7日に伝えられ、ホシザキは除外銘柄の一つだったが、7日に発表した第2四半期連結決算(2025年1~6月、中間期、連結)が好調で、株価は買い優勢となっている。除外の影響は埋没してしまったようだ。
この第2四半期連結決算は、ノンフロン自然冷媒を使用した冷蔵庫、製氷機や、食器洗浄機などの業務用が人手不足やインバウンド(訪日観光客)増加などを受けて好調に推移し、売上高は前年同期比9.4%増の2385億28百万円となり、営業利益は同11.2%増の304億80百万円となった。12月通期の連結業績予想は全体に据え置き、営業利益は535億円(前期比4.8%増)。第2四半期までで通期予想の57%を確保したため好調さが再認識されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)