JPホールディングスが待機児童解消の新プランなどに期待強く戻り高値を更新

株式市場 銘柄

■安倍首相6月にも策定の方針と伝わり小池都知事と「鬼に金棒」の見方も

 保育園運営の最大手・JPホールディングス<2749>(東1)は6日の前場、5%高の279円(12円高)まで上げ、大きく出直って戻り高値を更新した。直接的な買い手掛かりとしては、安倍首相が3月4日の講演で6月にも待機児童の解消に向けた新プランを策定する方針を表明したと伝えられたことがあり、2月22日に開会した東京都議会でも小池知事が待機児童対策に積極姿勢を示したことと併せて好感されているようだ。

 「待機児童対策に首相と都知事が積極的なら鬼に金棒ではないか」(市場関係者)と期待する様子もある。業績は今期・2017年3月期の連結業績見通しを2月2日に見直し、売上高を増額修正した一方で営業利益などは減額したが、株価はこれを発表する前日の水準(2月1日の終値261円)を上回っている。利益減額の要因になった保育士不足や人件費の高騰などについては、市場関係者でなくともかなり理解が進んでいるようだ。(HC)

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