空飛ぶクルマ、国内初の実運用想定飛行実証を実施、東京都プロジェクト

■離着陸場運用を自動化・最適化、顔認証チェックインも検証

 兼松<8020>(東証プライム)は3月3日、三菱地所<8802>(東証プライム)、SkyDriveとともに、東京都の補助事業「空飛ぶクルマを活用したサービスのビジネスモデル構築に関するプロジェクト」の一環として実施した飛行実証の結果を発表した。2026年2月24日から2月28日までの5日間、東京ビッグサイト東棟屋外臨時駐車場で、実運用を想定した空飛ぶクルマの飛行および旅客ターミナル運用を検証した。

 同実証は、空飛ぶクルマの社会実装を見据え、運用上の課題抽出を目的とした国内初の取り組みである。離着陸場の運用を自動化・最適化するVertiport Automation System(VAS)を備えた旅客ターミナルを整備し、顔認証によるチェックインや保安検査、安全ビデオ視聴、搭乗ゲートなど一連の手続きを一般モニターが体験した。延床面積約54㎡の可動産式ターミナルで運用実効性を確認し、利便性や課題を整理した。

■SkyDrive機で遠隔操縦デモ、社会実装へ課題抽出

 飛行実証では、SkyDrive式SD-05型を用い、都内で初めて国産機体による遠隔操縦デモフライトを実施した。最大離陸重量1,400kg、最高速度100km/h、航続距離15~40kmの機体で、飛行距離150m、約3分30秒、飛行高度13mの無人飛行を行い、空域監視システムによる飛行経路の可視化も検証した。

 実証期間中は一般向け見学会も開催し、関係者を含め1,500人超が来場した。3社は、都市への実装検討、ポート運営や規制動向の整理、運航実証やビジネスモデル検討など各社の役割分担のもと、空飛ぶモビリティの社会実装とサービス化に向けた取り組みを加速させる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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