凸版印刷は「顔認識」の新サービスなど好感され昨年来の高値に迫る

株式市場 銘柄

■店頭向け仮想試着サービスに「顔認識」導入しより似合う衣服を提案

 凸版印刷<7911>(東1)は6日の後場、上値を追う展開となり、13時過ぎに1159円(7円高)まで上げて1月6日につけた昨年来の高値1169円に迫っている。6日付で2本のニュースリリースを発表し、「顔認識で(その人に似合う衣服などの)最適コーデ提案」「店内が透ける大型電子看板」が話題を呼んでいる。

 同社Webによると、「顔認識で最適コーデ提案」は、2011年からバーチャルフィッティング事業に着手してデジタルサイネージ上で仮想試着が楽しめる店頭向けサービス「DressMirror(ドレスミラー)」を展開する中で、新サービスとして、顔認識機能を活用し、性別や年齢を推測する機能を加えたことで、より似合う衣服の提案が可能になった。さらに、顔の輪郭や肌の色を推測する機能を順次追加していくことで、より精度の高い衣服の提案が可能だという。

 2017年3月7日から10日まで開催される「リテールテックJAPAN2017」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースで展示するとしたため、この期間に株価への反応が大きくなることを期待する様子がある。(HC)

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